アンカー引張試験
あと施工アンカーの耐力を確認する試験です。加力は、一般的には設計用引張強度に等しい荷重、また、耐震補強工事の場合には予想破壊荷重の2/3を検査荷重とし、この荷重に対してアンカーが抜け出し等の変形を起こさずに耐えれば合格とします。


鉄筋探査
コンクリート構造物の鉄筋の配筋状態・かぶり厚等を調査し、耐震補強工事などに使用するコア穿孔工事やあと施工アンカー工事の鉄筋切断を防ぐ為確認調査で施工作業前に使用されています。


浸透探傷検査
PT(Penetrant Testing)と呼ばれる探傷試験方法で、試験対象の材質に関係なく殆ど全ての材料、製品の表面検査に使用できます。試験体の表面に開口している微細な傷に、見えやすい色や輝きを持たせた浸透性の良い液体(浸透液)を浸み込ませ、再度表面に吸い出すことにより傷を拡大して検出できる方法です。

磁粉探傷検査
MT(Magnetic Particle Testing)と呼ばれる探傷試験方法で、鉄鋼など強磁性材料の表面近傍の傷を検出するのに適した探傷試験方法です。試験体を磁化した場合、表面及び表面直下の比較的浅い部分に傷などの磁気的な不連続があると、その部分から磁束が漏洩し不連続部との境界に磁極が生じます。試験体表面に磁粉を散布すると磁粉は漏洩磁界によって磁化され、微小磁石となり傷部分の磁極に付着します。傷部分に付着した磁粉によって、実際の傷の幅に比較し、数倍から数十倍の幅の傷による磁粉模様ができ、容易に目視観察で傷が検出できるようになります。

超音波検査(アンカー長さ)
UT(Ultrasonic Testing)呼ばれる検査方法で、対象物に探触子を当てて超音波を発生させ、反射した超音波を受信し、画像データとして処理する。超音波を発生させると、ごく短い時間のうちに、その音は対象物の中を進んでいき、固いものに当たると反射する。その反射音波を測定し、反射音が返ってくるまでの時間から距離を計算し、アンカー長を計測します。
